値引きセールの裏側

 PS2GGXX#Rを今日も1プレイ。キャラはジョニー。

 INOで1回コンティニューして合計2クレでクリア。

 青リロ、何が流行ったんだろうナーと思うので情報収集を簡単にした結果、アーケード三年稼働でPS2版の定価が3980円と他のソフトの約半額。D3パブリッシャーのラインナップを思い出した。俺もアレ好きだったわTHE地球防衛軍。定価2000円な。

 そりゃ幼い感性だと数字の大きいほう高いものが良いものだと思いがちだけど、コスパ考えて同等品で値引きなら安いほうが得であるというほうが近現代の賢い消費者の考え方にマッチする。

 それは販売者も分かっていて、ラベルと値段しか見ていない消費者には同等品でB級品を売りつけるのも商売の常套手段だけど、工業的なA品B品ではなくゲームってそういうランク付けが難しく買って遊んだ人が何を面白がるかまだ完全解明されてない。

 売れてしまったB品が素人目には面白くそれに俺のブログやアマゾンのレビューがついて、目黒のサンマの如くどこかのお殿様もB品をほめちぎるという社会現象ががが。

 メーカーがA品のつもりで出しているものが芳しくなく、しかし冷静に見るとエンディングの曲のカットが最後まで鳴り切らずに暗転とか、キーコンフィグとキャラセレの色が噛み合ていないとかああこれ3980円やったんやなというのはGGXX#Rにもカプコンカプエス2でもそう思うんやけど、俺が小学生のときグラディウス気に入って親がコナミの新作のがんばれゴエモンとかも買ってくれて、でもコナミワイワイワールドが出たときには「こんなもの出したらコナミも終わりや」と買ってもらえず、でもコナミソフトなんて持っていない他のクラスメートはみんな親にお買い得のワイワイワールドとかファミコンジャンプを買ってもらって、そのソフト1本をみな「面白いのに」と遊んでいた。ドラクエも1,2,3と買ってもらって「面白い!」と学校で言っても他の子は持ってなくて友達が出来ず、ドラクエ4で何人も買ったけどそのとき中学受験で我慢しなさいってなったんだ。

 それで中学くらいでスーパーファミコンが出たときに親に承諾書を書いてもらって中古ショップに自分のソフトを売って欲しかったのと買い替えたら「せっかく良いの買ってあげたのにもうだめだわ」と母が泣いて。うちの子は他の子より良いの持ってると思わないと精神バランス取れない母親だったの。私学に行かせてもらったのも多分そういう事情だと思う。

 でも安物というか、青リロはアークでもセガでもなくサミーのロゴが付いていてパチンコの宣伝になっているわけだし、THE地球防衛軍だって当時の粗製乱造のラインナップよりはPS2それ自体のスペックの宣伝になるようなソフトだったと思うんだ。

 しかし世はバブル経済並みの株高の再来。一億総中流から二極分化の経済が始まって「みんなといっしょ」という感性は失われ個性がもし大きくなった所得によって尊重されると、とても独善的な人があちこちにできる特殊な社会にならないかと思う。

 だけどそれも西洋ではルネッサンスという素晴らしく後からは見える時代であって、そこを何とか過ぎていくとまた明るい未来があるのかもしれないよね。とりあえず俺はそれ以前に独身なのでどんな時代が来るとしても嫁さんと子供がないと俺で俺んちは末代になってしまうわけで。でもそれを他人事みたいに笑い飛ばして酒飲んで死のうかとも思うときあるけど、昨日の酒量は缶ビール1本に抑えました。


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