自身をWEBデザイナーと認めてみることとした

 俺は長らく派遣PG/SEをしていて、その前には国家試験も通っている。

 だがまあ情報処理技術者というのは資格で会って役職ではないので、プログラマーとかシステムエンジニアと認知されてきたわけだ。そうして将棋AIを作ったのを契機にAIエンジニアと自称していたこともあるが、AIを作るのではなくAIに仕事をしてもらうだけの人という認知のされ方をしたりもするのが多少嫌だったが、こうして毎日書いている趣味のブログでも3カラムにしてみたりブログパーツを取り付けたり広告を打ったり色々やっているわけだ。趣味のつもりはあるが、退職してからの小遣い稼ぎでもある。

 そうすると、単にブロガーというのではなくWEBデザイナーとして自分を認知するべきではないかという意見も出て来て、それを飲んでみることとした。哲学者になりたいとか、ドラクエIIIの神官戦士クリフトや武器商人トルネコが好きでも今も昔も日本にはそんな職は無く、現代に僧侶がいたとして武器は持っていない。過去を遡ると史上には武蔵坊弁慶というのがいたらしいが、坊さんかお侍かどっちかになってお侍はいなくなったのであった。

 んー、WEBデザイナーかぁ。どんな仕事なんだろうっててめぇのやってることだよ!と言われそうだけど、本当に売れない漫画家みたいな仕事なんですよ。売れっ子のWEBデザイナーというのが実存したら、安い単価で色々な企業のWEBサイトをデザインしまくりとか、もしくは悪徳に「あなたの企業のWEBサイトをナンボでカッコ良くしまっせ」とかやっているのかもしれないが、ウチの会社は新入社員が仕事の無い時に自分の会社のサイトをリニューアルするのが習わしだったので、そのせいでプログラマシステムエンジニアに比べてWEBデザイナーって下級の仕事であるみたいな認識になっていたけど、昨今のブラウザベースのプログラミングはHTML5CSSの複雑化で専門性が高くなり、数字の勘定だけのシステムより色々な機種の色々な画面サイズの色々なブラウザで同じように見えるWEBサイト作りの方がひょっとすると難儀な仕事かもだ。

 まあ、WEBデザイナーの仕事が嫌だったのはHTMLを基本として考えたときにブラウザからソースを読めるので、スクリプト単位で新しいことを自分のサイトでやっても同業他社から見たら即座に同じことをコピーでやられてしまうことなんだよな。それでも意地張って書き続けていると、ソースが膨大になって此奴のサイトのどこの何をパクれば相手のサイトにその機能だけを移植できるのか素人目には分からないとこまで来た。

 だからまあ「WEBデザイナーって自称した方がいいんじゃね?」はよそ様の白旗だと思っておきます。それでもやねうらお師匠はまだ将棋で負けてくれません。悔しい!


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