日本のコメ問題が上手く伝わっていないようで

コメ問題というのは食料自給率問題で、日本でコメを作っているから日本人は食事の時にコメを食べましょうという社会科の問題。

次に栄養価の炭水化物とタンパク質と脂肪の3つをバランス良く取ろうという理科の問題。

このふたつは国益と健康というレベルの違う問題ではあるけれど、国民の健康はひいては国益となるので遠くはあるが繋がっている問題であって矛盾はしない。

食事の時におかずにお肉を使って子供にはごはんをいっぱい食べさせて大人がおかずのお肉をどんどん取るというのは家計の問題。これとコメ問題を一緒にしてはいけない。

理科の栄養価の問題では炭水化物として小麦原料のパンでも麺でもいいし、お米原料の炊いたご飯でもなんならおやつのポンデリングをタンパク質のお肉やお魚や卵と一緒に食べても良い。ドーナツと牛乳を取ればおやつでおなかいっぱいになっても栄養価はバッチリだ。ご飯の前にジュースを飲むとごはんが美味しくなくなると子供に怒る必要はない。ジュースは糖分なので炭水化物の代わりになるからジュースとお肉でも良いのだ。これはあくまで理科の問題としての話。

そうして、社会科の問題に帰ってくると理科で習った炭水化物としては日本中で作られているごはんや北海道のジャガイモを食べてタンパク質としては島国なので国産のお魚を食べるのが日本のためになるというのが基本的な考え方。お肉を食べることは仏教の影響で無駄な殺生という考え方もあるが、これは別問題。それを理科とすり合わせると禅寺のようにごま豆腐でタンパク質を取るという考え方もある。お肉を食べる食文化を取り入れるなら国産の地鶏や豚や牛もある。

国産が高いというのは家計の問題で、国益のための国内消費が家計の負担になるというのは世界の貿易が産んでいる矛盾だと思っている。自分の畑でお米を作って鶏を飼っているけど、それをお隣さんに分けたら小麦と牛を分けてもらえて、その分量が元々のお米と鶏より多いという感じかな。そうなってくると、お家で作ったから自分で食べるほうが良いという論理は成り立たなくなってくる。

あくまで、どこかから買ってくるより自分で作って自分で食べたら買わないのだから得になるだろうという考え方が食料自給率の基本。それがお米を食べましょうという話。そこを超えた話は世界中の貿易を追いかけて見張ったわけではないので語れません。