俺の信長チョー強えから明智光秀とか余裕っす!

戦国無双と言って分かる人なら問題ないんですが、俺の住む街は年寄りが多くて画面を見たことがない人にどんなゲームか伝えるのは困難です。

信長の野望が俯瞰の地図で見た国盗りモノであることは年配の方でも理解されている場合があるのですが、三國無双ストリートファイター的な格闘アクションゲームで、真・三國無双では3Dになってジャンル的に一番近いのがグループストラテジーFPS。つまり一人称視点群像的戦略人斬りゲーム。

そんで3DSの戦国無双クロニクルは真・三國無双の日本版である戦国無双の名場面集ゲームで、操作するのは歴史的に「美味しい人」で川中島の戦いでは武田信玄について上杉謙信を迎え撃つ。正確には武田軍のひとりの武将として話が進むんですが、武将チェンジによって武田信玄も操れたりしちゃう。

それで、第二部は織田信長で日本統一を目指すわけですが、最後のシナリオは本能寺の変で本能寺で信長と濃姫と蘭丸と自分の4人しかいないところに明智の謀反で火を放たれ、1000人の軍勢に囲まれるわけです。

燃え盛る本能寺が焼け落ちる前に千の軍を4人で打ち破って脱出するとクリアなのですが、これは歴史をなぞる意味では負け戦なわけです。だけど上手くなると越せる。

そんで、ゲームで歴史を学ぶのもいいけど、本能寺の変を勝っちゃって学ぶものってあるの?剣術?というような意見は何度か聞きました。

確かに、武将として日本統一の夢を果たしても、謀反を受けて配下であった人々を全て斬り倒してしまうと、配下のいない一匹狼に戻るわけで統一した意味が無いわけです。

 

織田信長についてもうひとつ学ぶべきところは息子ではなく豊臣秀吉が後を継いだという点です。豊臣秀吉は信長の家臣であった頃から信長の身振りなどを真似ていて、テレビ等のない時代に信長に近い者以外は姿かたちを知らないことを逆手に取って、将軍になってから側近ではない周囲の人々に織田信長そっくりそのまま変わらずに将軍であると思わせたという逸話があります。

ここで話は大きく変わりますが、サルが信長を真似たのとは別に昔の日本には身分の高い人がおならをしたときに身代わりになって「私がおならしました」と言って身分の高い人はおならなんてしていないと思わせるための屁負い比丘尼という仕事があったそうです。

さらに話をもうひとつ付け足すと、アーサー王伝説など西洋では君主がすなわち剣豪の大将軍であると庶民に思わせるために姿形の似た腕の立つ剣士が戦争で代わりに活躍したそうです。これは影武者といって日本でもそういう伝説はあります。役者に対するスタントマンもそうかもしれません。

ここで豊臣秀吉をおさらいすると、自分の近くに自分の真似をする人がいたとして、自分が信長だと思っていたらサルに見えるし、自分が平安貴族だと思っていたら屁負い比丘尼に見えるし、自分がアーサー王だと思っていたら影武者にも見えるかも知れないし、近代的なミステリーが好きなら冤罪を目論む完全犯罪者にも見えるわけです。

こうなると、相手をいかように受け止めるかは歴史や逸話から学ぶことは容易ではありません。

だから俺はとりあえず自分で剣技を磨いたら謀反も潰せる新時代の織田信長像が単純明快で憧れたんだろうなと自分で納得するわけです。