ユングやフロイトは現代から見ると精神病なんだってね

背伸びして難しい本を読むことってあるじゃん。

俺は高校の頃にフロイト精神分析入門を手にとった。それを知った友人は「フロイトってもう現代からしたら精神病やったってことらしいで」とか「おかしくならんといてや」と言ってくれたな。

今日はそれをふと思い出して、心が少し軽くなった感じがしたんだ。難しい本を背伸びして読んで理解するのと、病的思考をトレスするのではちょっと違うんだろうね。

人の心は全てが内因性ではなく、外的目的を持ってそれに挑戦する中で内的反省があるもので、全てを内因性に捉えて夢まで分析しちゃうみたいのは出口のない迷路みたいだ。まあ、フロイトの場合は最後には性的なコンプレックスに行き着いてた気がするけど。

この10年ほどは夏でもエアコン付けて引きこもってたから四季の感覚全然無かったんだけど、暑くてエアコン壊れてて唯一の救いである冷蔵庫の烏龍茶をがぶ飲みしたら何だか高校の頃とか思い出して、グルグル回っていた迷路から抜け出せた感覚があるんだ。夏は暑いものだ。

あとは長渕剛の「巡恋歌」が染みてきたのもあるな。思春期に男子校で彼女が出来ず自信もなかった俺は何故か大人の女性の失恋歌とか純愛みたいのにハマって西脇唯を聴いてたんだけど、それを理解しようと聴きこむよりも「好きです好きです心から愛していますよと甘い言葉の裏には独り暮らしの寂しさがあった」という長渕剛のアンサーのほうがバシッとハマる。

リアルな恋愛ではなく独り者の女性の妄想にハマったんだよな、と思うことで辛い失恋談に共感してきた過去体験もまた病的なんだろうと思うようになったというか。

健康な人でも弱った時に病的な世界に触れると病気になっちゃうのかもね。怖いなぁ。