MTGの面白さを考える時にトレードの要素は外せない

最近の記事連投で主に勝率の最大化を図るために確率の話ばっかり出しましたけど。

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そうじゃなくて、どうやってデッキを強くするためのカードを手に入れてきたか。

最初は余り物をもらってそれにパックを買い足し、いつの間にか高価なレアカードを山程集めてしまったんですよね。商売屋の子なので値段に敏感で家に蔵もあって、どんどん貯め込んでしまって自分のデッキばっかり強くなって近所に遊び相手が居なくなって遊び相手としてトーナメントに参加する人のことも見ていました。

けど、まあ家の事情もあって親がいるから俺が貧乏になっても親は食わしてくれたので本当に暮らしに困ったわけではないけど、ギャンブルとかにもハマって失業しているのにサラリーマン時代のお金の使い方がなおらなくて小遣いがない時にカードをまとめて店に買い取ってもらったんですよ。親のカネを無心するよりは自分のものをお金に変えようと。

それでそうしてできたお金も使ってしまって、最後に小遣いが3000円くらいになった時に大してカードももう持っていないのに、有り合わせのカードでデッキを組んでMTGの大会の賞金を狙ってやろうとしたのが10年くらい前のGP京都。負けて文無しで帰りがけに吉野家で卵かけご飯を食って帰ってきたんですよね。

その時のカードはどうして持っていたかと言うと、リミテッドと言って自分のデッキを持ち寄るスタンダードのMTGでなく、現金を1000円とか3000円とか持っていって、その場でパックを買い、それで開封して出たカードを臨機応変に使って勝てるかという大会で集めたものなんです。

もうそれは文無しの時のときで何とか勝ってやろうと思っていたもので、強いカードに対する嗅覚がいつからか備わっていて、周りの人を見るとなんでこんなに大金をMTGに使っているんだろうと思ったものです。自分でも使ったことあるけど、どちらかというとトーナメントプレイヤーとしては少ない方で、それでもコモンカードなら大量に集まるわけで。

なんていうか、パチンコ屋で1玉4円なのを知っててルンペンが床に落ちている玉を拾うかのようにコモンカードから集めだしたんですよね。

それでまあ、会社員から個人事業主になってフリーランサーとしての契約で3ヶ月くらい仕事をして出来たお金でまた遊んでの間にMTGでなく3DSカルドセプトをメチャメチャやり込んでカードゲームを研究してやろうとしたんですよね。それはいちばん書き込んだ2017年のログを誤って出来心で消してしまったんですけど、残っているだけでも病的な分量で。

今になって思うんですけど、トレカのカードのトレードってスリーブとかクリアファイルに入れたレアカードの交換がトーナメントでは一般的だけど、友達同士でのかえっことか、本当に始めたばかりの人のコモンの交換でもうそれは信じられないくらいにわらしべ長者していたわけですよ。

どちらかというと、何故そんなにわらしべ長者できるのかの手ほどきをブログでしていったほうが、読む人にとって有益になるんじゃないかと今では思うんです。ただ、俺自身としては自分の性根の狡っ辛いところを明かして損をしていくことになる部分も出てくるとは思うけど。

気づいたら、手持ちのカードはデッキの40枚から60枚を超えて500枚くらいはあります。このうち余った400枚くらいを交換に出して、他人のいらないカードと取り替えてあと3デッキくらい組むのが今の新しい目標なんですよね。

さすがにタダであげますという人からもらいまくって、ダンボールとかに入って郵送されたカードでひとりで遊ぶというのはちょっとつまらない。遊んでいる人と、余ったカードを交換してゲームの中で使うことで「このカード実はこういう使い方があって強かったんや」というような知的な閃きを繰り返して、付加価値を持ったカードとして欲しいものとして他のものと交換していくというようなことをする仲間が欲しいんですよね。

それはそれで贅沢なのかなぁ。あと、近頃はお金に困っているわけではないですがケチです。

ただまあ、それでも使えるカードをトレードに出してもらえたら、こちらも相応に出します。

いまどきアラジンの指輪を惑乱の死霊と交換してくれる人が現存するかどうかは微妙ですが。


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