何年ぶりかにクルマに乗った

 三菱チャレンジャーが車検に通らず廃車となって、親父がポルシェを買ったのが去年だか一昨年か左ハンドルに車幅が広いから「広い道で練習するまでダメ!」と鍵を貸してくれない。ウチの駐車場から出る道は全て狭いので「どうしろというの?」と言ってもウダウダ文句を言う。そこで店のミニバンを借りて吉野家の角からオークワに行って商店街の自分ちの前を通って駐車場まで帰るコースを提案したら、クルマのカギを渡してくれた。

 なにせ数年ぶり、しかも病気持ちで薬も飲んでいる。だが、親父も結構年で元気ではいるが「ほっともっと」に弁当を買いに行くのと「やまや」で缶ビールの箱買いとガソリンスタンドで灯油を買いに行く用事だけはしないといけないなと思っている。

 駐車場でまずエンジンをかけて、バックで出して道まで進もうかという所に対向車が来る。農夫のようなオッサンが窓から合図をして、先に行ってもらい、道に出る。

 しかし遠くに対向が見えている。ブレーキを踏むと駐車場に退避してくれる。まっすぐ出ると藺町線なのだが、今回はビビッて中村さんの駐車場で折り返して駐車場まで戻った。地図が分からないとサッパリ分からない話だと思うが、狭い道から広い道に出るときに信号が少し離れたところで交通量も多く、タイミングよく入らないと迷惑車両となってしまうので、ひとまず折り返して今日の練習を終わりにした。

 道が良くなったのは良いのだが、そのためにクルマの交通量と駐車場も増えて家の近くは道に出る前段階から難しい。慣れなきゃなぁ、と思い始めている。幸い、近所の人はやさしくて、シビックで初めて京都に行った時みたいに初心者いびりまではされない。京都の人は車道でも意地悪すぎる。

 まあでも、もうちょっと外に出れば近年の奈良でも京都でも似たようなものかも知れない。仕事で車に乗っている人は急いでいて気が立っている人も多いのだ。

 どのみち暇でグルグルとドライブしているだけの人も結構いるんじゃないかなと思うと、多少の迷惑がかかってもクルマ社会に参加して行動範囲を広げなきゃだよ。


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