国が滅ぶ

ちょっと前まで国が滅ぶというとすごく怖いことに錯覚してたけど。

「滅ぶ」という単語とカードゲームの「神の怒り」や「ハルマゲドン」のように怪物や土地が全滅するみたいなイメージが結びついて「みんな苦しみ喘いで死ぬんやな」とか想像してたんですよ。幼稚園みたいだけど。だけど、国って法制上のものであって、滅ぶというと天皇制とか議会制がなくなって公務員が給料もらえなくなって、だけどそれで即ち世が無法地帯になるみたいなことは多分なくて、すぐに自警団的なものだって出来るだろうし、国のために戦争をするというので国家は存続しても兵隊が市民の生活脅かしたり徴兵されて死んだりするわけで。

対してコロナ禍での国策というと先ず公務員から守られて、民間企業が経営破綻で倒産してる。これは民放では深刻な問題としてアナウンサーが政治家を追求したりするけど、NHKだと冷静に帝国データバンク調べて何件倒産しましたとか出るだけなんだよね。

まあ、真綿で締めるようにジワジワ来るんだと思う。それに対して大きな運命の流れと諦めて受け入れるか、抗うべくもがくかみたいなとこで、病気の流行に対してはなるべく他人との接触を減らしましょうみたいのは論理性ある。まあコロナ禍以前の予測として毒性の強いウィルスはキャリアである生物が死んでしまい伝染しづらいので絶滅にはならず、毒性が弱いとキャリアが増えて伝染するけど死ぬことも無いから絶滅まではいかない。だから誰かは生き残って人間絶滅とはいかないけど、社会に必要な役割を残された人でふたたび引き継いで同じように栄えることができるかってところが落とし所になるよねって話ししてたの思い出した。

そん時は架空のウィルスだったから夢中であれこれと想像して議論したけど、いざ報道で広まるとそれが現実なのかというところから社会の混乱をどう治めるかって話が先になって、想像の羽を広げていろいろ言うってことはかえってできないよね。この惨禍の中でもデマを流せる迷惑系YouTuberみたいのが案外と情報戦での勝者なのかもね。

民放は阿鼻叫喚でもNHK高校野球とかやってるよね。オリンピックも満たしパラリンピックもある。そして俺は今日も1プレイカエス2を遊んだ。カプエス2の全国大会からアメリカ遠征の間にはアルカイダのテロとかあったよね。それでアメリカ行き引き止める人もいたけど、行って結果出して帰ってきたら怖がって飛行機乗らなかった国内残留組から逆恨みかって、それからEVOとか流行りだしたよね。


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