ソロギターの「いろは」

XBOX360に凝っているこの頃ですが。

そういや俺、ゲーマーやめてギタリスト目指したんですよね。

ゲーセン渡り歩いてゲームしてた頃は対面の相手が何十人もいて。

友達と思ってましたよ、遊び仲間、対戦相手としてだけではなく。

そういう仲間が100人くらい出来て、地域のみんなと遠征行って大所帯で貸切の飲み屋とか旅館で遊んで、頭にゲームのタイトルつけてZERO3勢とかハンター勢とか色々と遊んでましたよね。その頃と比べて、ギターは新しい趣味で音楽仲間が出来たかと言うと、微妙なとこ。

ゲーセンが客商売であるのと同様に音楽つっても演奏家とリスナーの方が一見仲良いんですよ。楽器屋さんと演奏家とかもそう。自分が演奏して、楽器も有名メーカーではなく通販の安物とかでYouTuberしたりしてると、商売敵みたいな距離感でもありつつ、まあしばらく仲良くして「スライムつむり は ようすをみている」みたいな感じなんでよね。

それで何だっけ、そうだソロギターだ。ソロギターの定義は演奏家界隈では「ひとりでギター弾く」つまり独奏のことを言うんですけど、J-POPとかでバンドの人がAメロBメロサビAメロBメロサビ間奏大サビみたいなのの間奏でギターの人にスポットライトが当たってギターソロと音楽雑誌で言われてたりするんですよ。ソロギターは独奏、じゃあギターソロって何?みたいな。俺はこれがごっちゃになってたんです。

どれくらいごっちゃになっていたかというと、俺は元々「本」を結構買う人で、本屋の店員さんと何となく顔見知りだったんですね。そんでギター始めた時にギターの雑誌を手に取ったんです。何となく。本当に何となく。そして本屋の店員さんが変わったんです。そうして振り返ってギター雑誌の表紙を見たら、何となく取ったそのギター本の表紙のシンガーソングライターみたいな人と本屋の新しい姉ちゃんが似てたなと。本屋の店長も気を利かしたんだろうけど、それ色々とごっちゃになってるから!という俺もソロギターとギターソロごっちゃでした。

それで、始めたんですよついにソロギター。バンドではなくギターで、しかも俺の弾くギターはリズムギターの独学で歌伴だと聴いてくれる人もいるけど、ソロギターとしては歌がないと成立していなくて。音楽になってないんですよね、伴奏だけで歌が無いと。

そこでソロギターとはギター1本でメロディと伴奏両方引いちゃうわけで、件のシンガーソングライターが表紙の雑誌なんとなく嫌な思い出だったけど、この暇な時にじっくり読み直すと、たったの見開き1ページだけど、ソロギターの譜面が載っているんですよ。

そうして、ピックで弾いている俺はコードとメロディでモノを考えていて、1弦0フレと5弦3フレを同時に弾く譜面の冒頭にピックで考えて「どうやって弾くの?」と2分ほど考えて「そうか指で別々にピックするんや、ピックちゃうけど」みたいに気付いてやってみたんです。

その手つきはリズムギターのものともギターソロのものとも違う独特なもので、だけどスリーフィンガーで似たようなことをちょっと歌伴に取り入れている人は見たこともあったなぁとか思い出してみるわけです。

そこまで来て、コード進行とかメロディは分かるけど、和声の知識がまだピアノバイエル初級くらいの素人なので、ギターもやっぱりそのレベルだったか、弾けない人に自慢すると大したことないとけなされて、楽器屋さんからお上手ですねと褒められて、同業者からは商売敵にされて、しかし師匠と呼べる人がいるでもない。

まあ、なんか行き詰まっていた感じの趣味ギターに新しい世界は開けた感じがしてますよね。XBOX360のゲーマースコアをちょっとずつ伸ばすように、ギターの世界もちょっとずつディープな方に行けたらなと思います。ブログランキングのギターカテゴリからお越しの皆さん、ゲームの話が多くてゴメンなさいだけど、ギターも頑張ります。


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