今日のMTG(鍛え抜かれた古参兵)

 デッキのカードを昨日のレシピから1枚だけ換えた。

 3枚入れていた印章持ちの聖騎士を1枚だけ持っている鍛え抜かれた古参兵にした。

 理由はふたつあって、メリッサ式訓練を入れたことで勝ち筋のひとつであった巻物泥棒に野蛮な影法師をエンチャントしてカードを引きまくるというのは、基本的に作戦失敗したあとの白ウィニーをどう立て直すかで出来たものであり、それをメリッサ式訓練に入れ替えたのはあくまで勝ち筋は白ウィニーであるべきと考えたからだ。

 簡単に言うと、強い相手に勝とうと考えるのではなく負けてくれる人をもっといじめようという考え方が間違っているから、強い相手にワンチャンある方を選んだつもりだ。

 そうすると、以前から印章持ちの聖騎士を2枚引いて白土地3枚と島か森という風になった時に突っ張るのが鍛え抜かれた古参兵で解決するし、メリッサ式訓練のトランプルの方に着目すると鍛え抜かれた古参兵の悠長な能力とそのうち噛み合うかも知れないと考えたからだ。

 まあ、小型クリーチャー高速召喚デッキ(ディープマジック)クロックパーミッション、カウンターレベルと白ウィニーも順を追うとちょっと稲妻を足して焼でひと押しするなら初めから赤単、赤単には防御円ということでイタチごっこになる。そこで友好色の青と組んだのがメディア初出で言うとゲーム作者自らが優勝のオーダーマインドで、作ったやつが勝ってどうすんねんと言われてたけど、オーダーマインドというデッキ名が単にオーダーオブザホワイトシールドとスライトオブマインドの掛け合わせというだけでなくお客さんのオーダーとサービス精神のマインドを掛けたものなのかなと。

 まあ、プロツアーの予選は1000人くらい集まったことあるけど、予選抜ければ決勝は別の日に少人数でしめやかに行われるので、メディアで知ろうとする人への読者サービスみたいなものはあると思う。

 ワンチャンでもというか、赤単の焼殺デッキと自分のデッキでどれくらい勝率があるのか測ってみたいという気持ちはあって、自分の残りの手持ちのカードでジャンドくらいは組んでみた。でも白ってどんな色かというと白旗って降参の意味よね。優勝者への景品が最も良い色とされる白なので、優勝して白になるのか白が優勝するのかというと、少なくとも俺は白をやりだしてから得たものも結構あるわけで。

 「色んなトレカが続いて出たけどトレカはやっぱりマジックがいちばん面白い!」と言ってた人がいたのよね。いや俺は全部のトレカ遊んだわけでもないけど面白い!

 まあ、勝ちを目指して詰めて行ったらデッキは数種類のアーキタイプになって使えるカードもプールの中からどんどん減っていくのかもだけど、それはそれとして遊ぶために用意された色々のカードがあるわけで。

 コンピュータ技師としてプログラムで説明すると、まず長さを適当に決めて直線を引き、90度向きを変えて半分の長さの線を引くというフラクタル図形の基礎がある。段々と内向きにカクカクの渦巻きが出来るわけだが、それを紙とペンでやろうとするとペンの太さよりは小さくは出来ない。反対に90度曲がるたびに倍に大きくすると短いところから始めても紙よりは大きく出来ない。

 どこかその狭間で折り合いをつけて内向的に遊ぼうとするところが俺にはあるのだが、日本の職人さんは極小を、遊び人は極大を目指してナンボなのかもしれないな。


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