昨晩のデッキいじり(アシナガバチの伝説)

 とりあえすいちばん見たいものだと思うので先に写真を貼る。しかしまあ、公式などを見ると長々と読まされて下にデッキがあるよな。これは後に考えることとする。

 このデッキを語る前に、アラーラーの断片の前くらいにケチケチした友達にカードを分けて分けてと言われ、そんなことよりモンハンやろうぜ!とPSP3rdの発売の頃に一緒に遊んでいたのだが、俺のペースと相手のペースが合わず、俺がまだPSPで遊んでいるのに3DSを相手が買ってしまった、そして俺はいつも大阪までモンハンをしに行く。たまには奈良まで来いと言っても来ない。カードもねだる。そこでブチ切れたのではなく、まず、いや、ブチ切れて家にあるガラクタだと思ったダンボール箱に相手の住所を書いて佐川急便で送り付けた。そうすると、相手は会うたびに食事代は出してくれるようになったが、まだまだ意味不明の行動が多く他の友達と酒を飲んでいるときに愚痴ってキレた。

 それでも、相手の仕事というか接点は一緒にMTGを遊ぶことだったなと思い、緑が好きだったとか、"Killer Bees"で負けたことがあったことなど思い出した。

 そうして、いま家の庭にアシナガバチと思われる検体が飛来していることをMTGに例えると相手の魔法使いつまりデュエリストがKiller Bees(以下「殺人蜂」)を森三枚で召還して、ウチによこしたものと想像を膨らませる。

 1体なのでまだ1/1なのだが、過去には親父の部屋と隣の空き地のトタンの仕切りに巣を作り、相当ヤバいと思って近づけなかったが、秋までターンを待つとおとなしくいなくなり、殺虫剤をかけて棒で取ってビニール袋に入れて捨てた。ちなみに和名「スズメバチの巣」というカードがあって、これは殺人蜂より新しい。

 ところで、今俺のデッキには精神の制御という青の呪文が入っているが、たった1/1の殺人蜂にわざわざ5マナ使ってコントロールを奪って使い道があるだろうか。それを考えるくらいには暇をしていると言ってよい。

 問題点は殺人蜂の実物カードが部屋にないこともあって、ネットで値段を見た。英語黒枠で幾ら、日本語黒枠で幾らというのを見比べたが、英語版は高価である。日本語黒枠はまぐれかもだが、英語黒枠1枚の値段で店に在庫が残っている全部と釣り合いそうだ。

 まあ、考えてみると当時のトーナメントマジックでは有り得ないと断じていたカードだが、3マナ1/1飛行の時点で森が3枚あるなら3マナ4/4飛行と似ている。案外強かったのかもなと思うのは色々と手放してから、過去を振り返ると最強カード以外はゴミ、優勝以外はドベタと同じというような極端なところがあったからだ。

 そういえば、ウチはテレビが2Kになっているので競馬も細かいところまで良く見える。123着を当てる賭博ではあるが16頭走るので4着以下は何をしているんだろうなと観察する。ちなみに今日現在俺の将棋ソフトはベクター人気順4位である。

 アシナガバチを欲しいのは昔が懐かしいのもあるが、捨てた自分が恨めしい。

 そう思って、何か代わりになるようなものを自分のカードボックスから探して見比べていると、自分の問題視していたデッキの弱点が基本セット2021のカードで前進するかもしれない、治るかもと書きたいが、そうすると新しい弱点が出来ることまで分かっている。

 最強を目指すから弱点なんてあってはならないという思想の元でデッキを考えるから永久ループにハマっていただけで「人事を尽くして天命を待つ」という諺があるように、自分のデッキの弱点を良く分かって「敵を知り己を知れば百戦危うからず」という風に、少なくとも己はもう少し良く分かった気がした。敵はどこにどんなデュエリストがいるかひとりひとりまだまだ知らない。

 そうしてあらためて考えると、殺人蜂は英語四版相当日本語版はそのとき登場だが、英語版ではLEGENDS(伝説)というセットで初登場。俺はアシナガバチには刺されたことがなく、蜂が人を殺すなんていうのも毒針を持った昆虫を使った脅迫みたいなものかも知れんな、という所まで進んだ。

 カードには名前と費用と種別と力と体力と効果以外にフレーバーテキストという物語を強める文書が知るされているものがある。そこまで全部はまだ読んでなくて甘かったと思うことが幾つか記されていた。画家の名前と通し番号も印刷してあるんだよ!


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