今日の遊戯王DSNT(お注射天使リリー)

 念願の「青眼の白龍」が封入されているシリーズが解禁となった。しかしデッキに既に入っているリボルバードラゴンにも愛着はあるし、当たってもどう使うかは考えモノである。先に融合召還の究極竜を引き持て余す。お小遣いが無くなるまでパックをめくり、最後の1パックから出たのは「お注射天使リリー」だった。このカードひょっとすると白竜より強いのよね。

 自分のデッキのカオスポッドが微妙だったのでお注射天使リリーと入れ替えたのだけれど、何だかふと寂しくなった。そして新パックの強いカードに興ざめの感も持っている。これは初めてではない。最初のパックでミノタウロスが当たった時は1700に喜びを感じた。そして使い込んで絵柄にも愛着がわいた。それが新パック発売で駆逐される。

 昨今の遊戯王レリーフの高騰はちょうどその世代がお給料とかボーナスをもらう歳になってお金の使い方のひとつとして提示されているものなのだろうと思う。

 遊戯王初期に「アクアマドール強いって!」と叫んでいた高校生が印象に残っているが。恐らくだけど今の遊戯王シーンでも通じるくらいのバランスだと思う。もちろん、例外に漏れず岩石の巨兵とかナーガとかDSにはないけど墓守の偵察者とか上位互換ポイカードはある。

 その意味ではミノタウロスもそれより強いカードが出ても初心者というかカードを集め始めた人にとってとても価値のあるカードだろう。

 今俺が遊んでいるDSNTは「新エキスパートルール」で始まっているが、優勝後少しルールが変わっている。そしてもし審判であるジャッジ役の人がいないとどうなるか考えると、DS版ではできない融合モンスターを墓地からリビングデッドの呼び声で釣ってくる、というようなルール違反を誰が咎めるのか。

 思い出すと、俺が賞金のためトーナメントに参加してルールをくまなく覚えたせいで近所で遊んでいるものに口うるさくなり、子供は怖がって言う事を聞いたが「それどこに書いてんねん!」と言い返したりへそを曲げるものもいた。

 グレートモスや究極竜を通常の高レベルモンスターのように召還されたら、白竜の意味など無いだろう。


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