まあ当面食っていくには困らない見積もりではあるが仕事が無い。
「シャープを退社」と言うと語弊はあるが、大阪の会社に籍を置いていた頃に通うのがしんどいという話をしていたら、奈良のシャープの工場の従業員詰め所にソフトハウスから派遣という事で席を置いてもらって、ＯＡや家電のソフトと言うとまあ組み込みマイコン制御で、ソフトウェアと言えばソフトウェアだけど通勤バス２０分と近いので特に文句は無かった。
しかしまあ、文句は無かったが相手方に「パソコンしかせぇへん」という文句はあって、組み込みマイコン制御はＯＡ機器や家電の動作テストとセットの仕事らしい。
そんなわけで、自宅での将棋開発に戻ったりカネが欲しくてまた雇ってもらったりをしながら、何と離職期間が５年目となり本業と副業は完全に入れ替わったのであるが、収入的には入れ替わるところまでまだ来ていない。全然来ていない。
それで古巣では何をしているんだろうと気になったら、どうやら電子レンジが新しくなっていて売込中らしい。知ってはいたけど、普通の他者のレンジの３倍以上の価格なのよ。
でもシャープってそういう会社よね。普通のテレビよりでっかいテレビ、普通のレンジよりすごいレンジという事だ。俺は料理をほとんどしないので、このレンジの何がどうすごいのか分からないからレビューとか書けないんだけど、暇なら使ってみて自分で料理とかと思うけど、恐らくレンジ本体で料理すると洗い物が発生する。面倒だ。店屋物暮らしなのだ。
んでまあ、何がどうすごいのか考えてみたが、もしかしたらその工場に行けば試験で料理を作ってただ飯なのではないかと憶測するのだが、世間の目はソフトウェアと言う有形無形の境い目のような仕事で食堂のメシを食って給料までもらっていることのほうがただ飯という冷ややかな目を受ける的だった気がする。
