算数問題としての遊戯王DS

 遊戯王DSと「もじぴったん」と交互に遊んで小学校をもういちど。

 遊びとしての遊戯王が効果モンスターでのコンボに発展するのは分かるけど、競技としては実は算数問題の延長で、確率とか数学を使っても1700に1800が勝つのは覆すことができず、モンスター同士で斬り合って勝つとカードアドバンテージなので、負けてアドバンしていたらつまるところ局面的には互角以下程度なので、素朴に思うところがご意見番に叩かれても、素朴なまま「確かにそれなら分がある」と納得して負かされるまで、俺は俺の仕事してりゃいい。

 あとファイヤーボールとレッドポーションを見直すこととした。火あぶりの刑より100点分下位互換のファイヤーボールであるが好きなカードだ。素朴に「ボク好きですけどなんでみんな抜くんですか?」と問われると大抵「カードアドバンテージからモンスター入れた方が」となるんだけど、モンスターは1ターン1回しか召喚できないわけで魔法なら何回でも使える。そこで大抵手札の余る「ボク」が言うには「ファヤーとポーションってタダで500ずつ得だと思うんですけど」「まあ、タダではなくてカード1枚使ってるんだけどね」恐らく「ボク」はデッキのその他の部分と戦闘のやりとりで勝っている。

 それで俺はふと、効果モンスターでアドバン取るのではなく普通の算数で「魔法剣士ネオ」を選ぶように素直に考えて今の形にたどり着いている。戦った結果から当たり前が自然に省かれて理論が残る。だからその理論から先行してしまう攻略は「当たり前」がどこか欠落している。

 それが俺が全カードのチートからではなく弱キャラ同士の遊戯王からやってみようとした理由だし「熟練の黒魔術師」や「魔導戦士ブレイカー」が強いなと思ったのは効果モンスターである前に実質1900だからで「クリスタルドラゴン」とかでも大差はないのではと思う。

 あとはダメージと回復の一見対偶だが非対偶である(20ダメージは相手ライフが0となり勝つが20回復で自ライフ40でも勝利とはならない)関係やMTGのジュザムジンとアーナムジンが殴り合うと五分になる話なども絡めたかったが、算数できる子は自分で分かると思うのでやめておく。

 ただ、非対偶でも殴り合いの経験をした「ボク」にとってはレッドポーションで助かったこともあったのであろうな。そこだけ論理的にファイヤーボール2枚目に変えたのが今日のポイント。相手が1000ライフならファイヤーボール2枚で勝つが、それ以外の局面でファイヤーボールなら負けていてレッドポーションなら助かっているという場面も考えないといけないというのが今の詰めデュエルおじさんの頭の中。

 いやファイヤーボールで勝ったことも未だ無いのだがな。魔法カードが余りがちなので試しているところ。

 あと「デビルゾア」「バスターブレイダー」「メタルデビルゾア」とレベル7以上が3枚も入っているのも今までの構築理論と違うけど、海馬瀬人のブルーアイズ3枚が現実の子供同士のデュエルでどれくらいの強さなのか確かめたくてそうしている。


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