餓狼伝説スペシャルをアンディボガードでクリア!

 餓狼伝説というとテリーボガードですが、それよね!ってなる以前に子供の頃はアンディボガードのカッコつけな感じの方がかっこいいと思ってました。忍者だし。

 まず、スーファミ版の餓狼伝説スペシャルをアンディで2コンティニューでクリア。同キャラとアクセルで1回ずつ負けて後は全勝ちの勝率88.8%。

 駄菓子屋ゲーセンキューピー堂で同級生といっぱい遊んだのはストIIダッシュと餓狼2までで、それからはるみちやマインド21の2階にアイオーというゲーセンが出来て餓狼スペシャルやストIIターボは他校の生徒やチャリガキも混ざって遊んでいました。

 けど、和気あいあいとしたキューピー堂と違って通信台メインで常連はしゃべったりしていましたが、よそ者とはガチ対戦になりました。100円かかってるからね。

 その中で、餓狼2では残影ハメ、ストIIダッシュではダブルニーハメが得意技だった俺はハメを封じられてバランスが良くなった餓狼スペシャルやストIIターボでは連戦連勝と言うわけでも無く、ダックのプレイクスパイラルやターボリュウケンのチクパン昇龍などを「技」だと思って技で勝っていると考える節がありました。

 しかし、体力ゲージの得失点差やギャンブル攻撃をめぐる読み合いでは年長者にまけていて、それが当時は何かわからなかったけど、麻雀にも運に見えて強い弱いがあるように、高校で習った確率統計が格闘ゲームのギャンブル性と相混じって理解できたのは30代でした。

 その頭でもういちど餓狼2より弱体化したと思うアンディをプレイすると、ストIIターボをあらためてダルシムでクリアしたように中高生では到達できなかった境地にいると思います。

 コンピュータ相手に掛け金もないギャンブルゲームを遊んで楽しいかというところはあるかと思いますが、負けてお金を失うよりは勝っても儲からなくともシミュレーションで十分に研究するのは価値があり、それで麻雀でもコンピュータで随分と研究しましたが、結局昔ほどのボロ負けボロ勝ちではなく上級者とスポーツのような麻雀になり、プロの研鑽には理屈が分からない何かがあるように思えたときもありました。

 でもなんていうか、引いた眼で俯瞰で見ると、競技の世界で新参者として既に部外者からも有名になっていて、上手い人にぐるりと囲まれて「さあ、やりましょう」という手筈を作られている感じがするんですよね。

 だから普段とちょっと行き先を変えたりして、ふらっとゲーセンやパチンコ店とか雀荘に入ると、そこには結界が張られておらず、普通のさびれたしょうもない店なんです。

 「まだやってんのか」と思われたのか、最近は上級者同士のプレイを見ると、くっきりと上手の方がわざと攻撃を受けて試合を捨てているのが見て取れます。だからそれで勝てると思ってその手を繰り返すと、勝負所や大会で勝てず、何度やっても上手く行かない罠にはまっている次点の人々がいるのかなぁと思います。

 ただまあ、詰ませちゃって飽きられると業界ごとゲームオーバーなので、詰み筋があってもそれでは勝たないように皆で調整する輪のようなものもあるかもなと。

 その意味ではキューピー堂大会ではリーグで勝ったし、ターボも奈良代表、スーパーでは店舗優勝、それからこまごまとした景品を何度も取っていて、負けた分ほどではないけど取れるようになって来てから、段々と出してくれる相手が見つからなくなって。

 そうなると新しいゲームを買って子供向けのやさしいところから終盤戦の面白いところまで100時間とかかかるプレステの最新ゲームより、この難しすぎて捨てられた昔のクソゲーにあらためて挑むのが趣味のひとつとして理解はされなくてもしています。


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