「そうは問屋が卸さない」国家統計局ってどんな仕事?

 毎日クルクル移り変わるニュースについていけずウンザリ。

 ニュースって学校の社会の勉強をしないと意味が分からないけど、社会の勉強をするとテレビや新聞を見る暇が無くなる。社会を勉強してニュースを見ると、多分部活や理系科目を削るしか無いのだろう。

 だいたい俺の頭のアフリカ地図がこんな感じで、細かいところは覚えきれない。

 高校で世界史と地理を学んだけど、特に地理は第二次世界大戦後に米国で刊行されたタイムズアトラス誌の和約であったりするようだ。世界史は元が蘭学なので欧州中心のモノの見方で書かれている感じがする。

 そうすると地図にはアフリカは載っているけどアフリカの歴史は世界史からすっぽり抜けていて、エジプト、リビアスーダンアルジェリア辺りにはやたら地図上でまっすぐな国境線がありどういう経緯でこれが引かれたのかとても不思議になった。

 日本の都道府県の境は主に等高線で見た山の頂点を結んだような境界線で山を越えると隣の県。まあ海を挟んだのもあるけど。それらは何となく自然な境い目の感じがする。対してアフリカ北部の国境は正確な測量で緯度や経度を割り出す技術が出来てから引かれたようで、古代エジプトにその技術があったのか、反対に西側の英仏領に近いシエラリオネから欧州の侵略があって測量でもって国境が出来たのか、想像するけどそのへんは教科書ではノータッチ。

 世界史を学べば世界の全てが分かるくらいに思っていたバカな高校生で「そんな本1冊で世界が分かるならこんなに世の中に本ねーわ!」と今なら思うんだけど、その学問に王道なしな感じが分からず世界史の分厚い教科書を俺は1冊読んだんだ!くらいに思っていた。

 そういう理由から地理は本が薄く薄い科目だと思っていたが、およそ数千年を1冊にした世界史と違って、世界史の中でも第二次世界大戦を経たあとの近現代を同時系的に世界の様子として描き出した科目なので、そして科目的にも新しくその蓄積がもっと新しい世界史観とか世界観を形作っていくと考えるようになったんだ。

 んでそれは分かんだけど「この地理の統計データってどこから取ってきたの?モノホン?」と思ってネット検索しても高校地理くらいの粒度で情報が載っているサイトなんてのは民間利用可能なウェブには存在しないが如し。あるところにはあるかもだと思案して唯一たどり着いたのが国家統計局で、そこには各国統計局へのリンクがあり、リンク先には各国の公用語で書かれた統計データがあり、アクセスには制限があり、少なくとも国家ごとにその発表を信ずるなら、それらを累計して行く行くはグラフで見たいものだなぁと思うわけです。

 日本でも東大の先生で趣味か仕事か毎日のように統計をグラフにしてアップしている人がいたけど、尊敬する人に「マルクス」が挙げられていて「ああ左かぁ、信用できんのかなぁ」と思って眺めていたのです。

 それで統計が正しくつかめたら投資とか上手く行くんちゃうかなって下賤な動機だったんですけど、各国の統計局をまたいで世界貿易をするなら、そこで冒頭のニュースの話、安倍さんもう撃たれて亡くなったけど「バイマイアベノミクス」ですよ。トップセールスで外国に統計局が動く単位で自動車や飛行機やら株なんかを売買してんの。

 そこまで来ると、宝くじみたいに貧乏人が株をわらしべ長者みたいに売買益を出して一攫千金を夢見るみたいな話では無くて、確実に儲かるけどその初動の資本はバカでかいわけで、カネが儲かっているというより従業員総員辛抱して経営者のために社会のために働いているという構図があるわけなんですよね。

 45歳ニュースくらいは分かる歳になったというか、暇とカネが余っていてテレビ見てるから視聴者に合わせて番組が作られニュースとてその例外ではないとも取れる。

 国家足り得るなら国民利益にこぼれる人がいてはいけないわけで、もしも株でぼろ儲け出来たとしても貧富の差が出来たら給付金とかで財政出動が起こるわけで、まあ基本的に右肩上がりが形成出来たら勾配が低く思えても我慢はしなきゃよねって思って暮らしてます。それって左に丸め込まれているだけ?という気がしなくもなく、かといって米国に帰化するような決心も無く。


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