ストIIターボをケンでクリア!

 俺の初めてのストII大和郡山ジャスコがあった頃3階建てだったか、上の階のゲームコーナーでひとりこっそりコインを入れ、キャラ選択に迷っていると時間切れでエドモンド本田となった。堀田に見られ「お前ホンダやろ」と脅された。

 それからキューピー同にストIIの台が置かれ、ファミコンランドで遊んでいた帝塚山のナンチャンと奈良学園同級生のグループに高校の不良の先輩などで台を囲み、ガイルでクリアが出て、飽きた俺たちはダルシムをやり込みだした。ミヤザワダルシムとか言われたのはこの頃。

 スーファミ版が出て、俺は「主役を取るなんて幼稚」とバカにされたリュウをやりこんだ。ナンチャンは本田を取っていたが、リュウを真似てケンになった。

 俺はストIIターボの発売でキューピー堂ではなくアイオーというゲーセンに通い出した。その頃にキューピー堂はストIIダッシュで止まったままナンチャンはケンで遊んでいたようだ。

 さらに時代はスーパーになり俺はゲームショップ「わんぱくこぞう」の大会でケンで優勝するのだが「ケンだった」という話だけでキューピー堂のおばちゃんは「ナンチャンか?」と言っていた俺だというと「あんたナンチャンをとったんや」という。

 俺からしたらやり込んだリュウをナンチャンにケンで真似られた感じがあるのだが、おばちゃんは強情張りで「ケンはナンチャンや」と言って聞かない。まあそういう人で最近は関りが無いのだが、ケンを取って遊ぶとこの件が心に引っかかり気持ち悪い時がある。多分おばちゃんはストIIリュウとケンがほぼ同キャラであることも知らないんだろうなとは思うし、違う店にゲームをしに行く子より自分の店で遊ぶのをひいきにするのも事情としては分かる。アイオーの店員は物言わぬ爺さんで、俺はアイオーでもバイトしたが、キューピー堂のおばちゃんは女であって街の噂は女を中心に回る。

 攻略として弾ジャンケン理論から、旧式のバックジャンプなどで距離を取って飛び込めない安全圏から波動拳、着地に大足払いを重ねたり相手のジャンプ攻撃がギリギリ届くくらいの間合いは中パンチの正拳突きという攻略が役に立つこともあれば、ターボのコンピュータは賢く、後ろに下がると前に詰めて付いて来る。ブランカなんかがそうだ。そうすると足払い波動拳という事になりがちだが、おとなしくガードしていれば投げまで寄られることは実は珍しい。ガードで我慢して、成り行きで離れたらまた波動足払いという風になる。成り行きとは何かというと、待っていて相手が何かしたら固有の返し方があり、そのひとつひとつが俺は攻略本を読んだりスーファミで研究したと思っているが、ナンチャンは俺がキューピー堂でリュウでやっているのをケンで真似てきた。取られたのはその「やりよう」であり「攻略」と言ってもおばちゃんには分からない。

 今日のスコアは909,500点。

 勝ち負けよりも、家族の応援をもらって国技館93に行った後は何の話もゲームについてしていないので、キューピー堂のおばちゃんがする噂話が街の人の聞くすべてで、多くの誤解があるままなのが如何ともしがたいと思うのだが、ひとり練習に励む姿を料理屋「成駒」の主人が朝起きて支度する時間にゲームの音を聞いて知ってくれているとは思う。

 ただまあ、料理屋「成駒」のある柳町商店街とキューピー堂の駅前商店街は音が届かないほどには離れていて、直角に交差している。すぐ近所なのだが商店街というのは近所にありながら商工会などに加盟する市内や商店か飲食店かなどの仕切りもあり仲は悪い。

 料理屋「成駒」の主人が歳を食って息子さんが継いでからは女将さんが「ゲームで遊んではるわぁ」という感じで朝起きて練習することが特にまめであるとも見なされず、笑いもののように近所の人に話す。

 まあ、言ってしまえば人からの評価という意味ではしていることを知る人が家から音の聴こえる1件となり向かいまでで、人知れずとは言わないがブログの方がマシ。

 その意味では動画環境はいるかなぁ、そうなると練習と言うより設備投資で技術者よりの普通にゲームしているより意図的に流布される情報にネットは弱いってことか。


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