龍虎の拳SFC版をロバートガルシアでクリア!

 龍虎の拳SFC版をロバートガルシアでクリアしました。

 まずはロバートって誰?トリオのお笑い?みたいな謎を解決するデモ画面。

 龍虎の拳それ自体も知らねぇよという方のためにタイトル画面。

 そしてゲーム内容をすっ飛ばしてエンディングのひと幕。

 んー、我ながら写真撮影がなおざりだった今日のプレイ。龍虎の拳はリョウサカザキでほとんど遊んでいて、クリアしてワンコインもして封印してあったのを龍虎の拳2が欲しくなったけど良いお値段なので、また久しぶりに龍虎の拳をロバートで遊んでみようという節約志向から遊んでみたら久しぶりで負けるので新鮮だったという話。

 まあ、ゲーセンでも対戦ゲームを色々やって勝ったり負けたりで「ストIIだけは!」みたいに思ってたのがいつからかヴァンパイアになり、振り返ると餓狼伝説スペシャル龍虎の拳でも良かったんじゃない?と思い返す今日この頃です。

 ストIIターボも餓狼伝説スペシャルも手ごわいけど龍虎の拳も手ごわくて、巷で対戦するのも人相手の新鮮さはあるけど、突き詰めるとなると開幕からKOやタイムオーバーまでどこかで見た対戦をなぞる格好になってきて、将棋では局面再現性とか指定局面とか同一局面とか言うんだけど「この場面でどうする?」という課題が結局は確定反撃か博打のどちらかになって、コンボも確定の一種とするとコンボが伸びた、新しい確定の返し技が見つかった、そしてフレームの近い五分局面からの読み合いのロジックが変化したこの3パターンのいずれかで攻略は進む。

 そんなことに100円くらいなら使っても良いかなと思うことはあるけど、対戦連荘だと2000円とか平気で使って「それスーファミソフト買えますよ?」ってことなんだけど、龍虎の拳2も豪血寺一族も持っておきたいとなってくると今度はスーファミソフト代がゲーセン代より馬鹿にならないとなってきて、龍虎の拳を1本もっと遊びこもうと思った次第です。節約してお金が貯まると貯まったお金と我慢の間に抑圧された物欲との攻防が始まる。

 そういう事情は置いておいて、ストIIって異様にやったから、ゲームの操作やキャラ特性以外にもコンピュータの思考ロジックの癖まで遊びに使って遊んだから「負けねぇ!」みたいな自信になって、そしてプログラムが変わったターボでまた浪費したのは似て非なりってやつで、ストIIのロジックでターボにかかったからで、それ実は餓狼伝説スペシャル龍虎の拳ストIIのロジックでかかって上手く行かなかった部分が絶対にあるはずで、クリアした後もコンピュータのロジックを逆手に取ってからかって遊ぶくらいまでやり込んだら、格闘ゲームマニアを自称するではないけど人から今ひとつ認められていない感じが払拭できるのではないかと。

 例えば、ストIIなら技をガードすると距離が大きく離れるようになっていて、ガードの上からでも連続技みたいに「固め」が成立する。

 これが龍虎の拳だと、順序が逆だけど後の「フレームバーチャ」みたく「まずガードして、それで相手にスキが出来て一歩踏み込んで足払いをすると先手後手が変わる」というように出来ていて、そして「まずガードする」を意識すると2Dながら俗にいう中下段つまりしゃがみガード不可技と立ちガード不可技があり、それに加えて気力ゲージで出る必殺技には削りもあり、気力ゲージそのものにもタメと挑発がある。

 けっこう別ゲーなんですよね。それがしっかり分かると、龍虎の拳2を求めるのではなく龍虎の拳SFC版でももっと戦い方に変化が出て来て、使用キャラをリョウロバに絞るってか、ほとんどリョウで遊んだわけでロバートでも新鮮なわけです。

 まあ、負けることはあれそれは実験的な戦いをして遊べているという事でもあり、対戦もコンピュータ戦を極めたつもりで「自分をまかしてくれる相手」を求めていったので、そうではなくミスターカラテ(ラスボス)がほぼリョウロバ同キャラなんだけど、体力気力ダメージ全てハンデが付いた状態なので、これに打ち勝たんと遊ぶと同キャラ戦は間違いなく強くなるわけで。

 ストIIは反対にキャラを選ぶと同キャラの無いゲームで、唯一リュウケンだけが近いカードとなっていて、それが奥深くて面白いという所もあったわけで、反対にラスボスが同キャラという龍虎の拳でもまだまだ遊びこめるなと気付きました。

 まあ、飽きは来るけどソニックウイングスストIIターボ、ぷよぷよ通、キャプテンコマンドーなどがあるわけでして。そんだけジャンルがあってとっかえひっかえで遊んで飽きちゃったら、大体のゲームジャンルは十分じゃないかと。STGやACTはゲーセンで100円で遊んで家ではRPGという時もあったけど、ゲーセンのゲームを家で好きなだけ遊ぶというファミコンと同じことをSFCでもやってみると段々とお金が貯まるのです。ペースはゆっくりで、もっと欲しい色々やりたい物欲には勝たなきゃだから、いいことづくめと言うわけでもないけど、俺の今の生活スタイルでの趣味活動のひとつです。

 十代とか、得点よりも「あれも解いた、これも解いた」でカセットの本数を友達と競うという恐ろしく贅沢な遊び方をしていて、ひとえに親父が商売でカセットを仕入れた幼少期の「カセットはいっぱいあって当たり前」みたいな価値観から出発するわけですが、店で売れ足が伸びず安売りセールして親父がその商売を辞めてからスーパーファミコンとかプレイステーションが出たわけでして、店の言い値である9800円でカセットを買い集める財力は無く、30代ごろから1本をもっと大事にとなって今があります。

 まあ、龍虎の拳をロバートで解いて「だからなんやねん!」って感じの方もおられるかとは思いますが、今日は朝から病院に行って帰りにコンビニでスパゲッティを買って昼食として、食費を主に朝食と昼食だけ親父の分も自分で出すと大体食費全体の占める割合からすると半々ではなく4分の1くらいしか出していないとは思うんですけど、店の仕事で親父から給料が出ることもなく「メシと家があるんやから」と説得されて我慢するのが本当に筋なのかは分からないものの、そういう金銭感覚でもゲームを買って遊ぶ金と暇は適度にあり、安価な余暇とは決して言えない部分もあるよなとは思ってます。

 ゲーセン行って遊んでる人に無言で乱入して立たすとかカネ入れさせるって遊び方が特に上の世代からも下の世代からも意味不明の30代後半から50代前半のごく一部のゲーマーの特殊な文化で、対戦への理解は得られなくとも格闘ゲームへの理解を得るにはまずスーファミでじっくり遊ぶという普通の趣味の範囲で輪を広げるのも大事かなと。

 まあ、「龍虎の拳2のほうが面白い」という商売の方が売り手としては前向きな気もするんですがね。そこは物欲以外に独占欲や新しい物へ進む気持ちとか、対戦バランスのゲームによっての変化とか、色々あるかとは思いますが、繰り返し「ストIIターボ」「餓狼伝説スペシャル」「龍虎の拳」あたりでこのジャンルは完成している気がします。


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