2023年12月のまとめ

 恒例というほど続いているわけでもないが手帳のまとめ。

 昨年12月目立った進捗は将棋ベーシック改の定跡搭載くらい。11月の5日に日本史の本を楽天で注文したことを書き洩らしていたことなど。日記の方から一覧に戻す作業を2023年度はほぼしなかった。テレビを見る時間が増えたこと、昼食の弁当や明くる日の朝食のパンを松源スーパーまで買いに行くことが多くなった。

 ちなみに今日の昼食はスーパー「オークワ」の「ぼっかけやきそば」にシャケおにぎり。ついでで寄る予定の親父に「適当に弁当を買ってきてくれ」というとスーパーの中を買い物しながら何度も電話をかけて来て、売り場ごとに欲しいものを聞く。適当に買ってきてと言ったお正月にはステーキと巻きずしと天ぷらと唐揚げとまあごちそうで量があったので文句があったわけでもないから適当に買って来てくれたお父さん偉い!褒めておく。

 コンビニでサンドイッチとおにぎりなどを頼むと、最近のコンビニには結構ごちそうが並んでいてコンビニ店員の姉ちゃんに経済力があってご馳走を買うアピールが出来ない事が恥ずかしいようで、親父が買いに行く飯はなんだかんだ量を食うことになる。

 ゲーム業界というと花形のイメージがあるかもだが、コンピュータゲームなのでおもちゃでありつつハイテク機器である。プラスティックの玩具は金型で鋳出される。プラスティックはけっこう低温で溶けるのだ。高温と言っても金属よりずっと融点が低い。形のあるオモチャはまあ職人さんの仕事であるが、工業製品のメーカーオモチャは商品企画を会社でして工場に注文するだろう。同じようにゲームも会社で企画してコンピュータ専門の開発会社に注文して作られるケースがある。メーカーとして知られている大企業も過去には内製で開発会社であったかもだが、現状出版社のような版権ビジネスに取って代わっているのだ。

 それでゲームが好きならゲームを作る仕事が楽しそうかもだが、ソフトの技術があってゲームも好きという両輪で回っている人ならいざ知らず、作りたくて企画だけする人とお金のために作らされていてゲームをしない人という両輪の部分和からはみ出た人もいる。その間で交わされる会話の中にゲーム用語がたくさん入ると好きで無い人からは鬱陶しいわけで、俺は業界に入る前にそういう「作るけど好きではない」技術者よりの情報をネットで探り「業界はそういうもの」と思って入って行った。

 それゆえプログラマーとグラフィックとは仲良く出来たが、企画職の肩を持つ組みと決裂してしまった。俺自身もゲームが好きなつもりだが、また事情が違うのだ。

 実はこれはゲーム業界特有ではなく、工業製品の中でとりわけ家電やOAでも近年は「主婦目線での使い勝手を考慮して」みたいな企画職がテレビで脚光を浴びてもてはやされたりするが、それも視聴者が主に主婦になる昼間の出来事であって「やれやれ」と思って現場にいる人もおられるかとは思う。まあ、売れたらそれに越したことは無いが、今時の従業員は月給とかの定額制なので繁忙は反対に迷惑だったりする。

 しかし、株主であったり発注サイドにとっては売り上げや大事な指標であるから、昨今の賃上げ闘争を見ても現場の仕事がそれ相応に難しくなるなら給料を増やせと言う話なのは分かる。中国のメーカーが台頭してきて家電も頭数作れば全部売れる時代では無いのだろう。かつては北米市場なので日本車のバッシングがあった背景には自国企業の利益を守るために輸入品の不買運動をする意味があったが、日本で家電をめぐって同様の問題が起きている。似ているが、家計の問題からすると安く買えるに越したことは無いので、あくまで国政的にとか企業利益としての問題であって、個々の家庭の事情で輸入品を買うことは自由だ。

 だからNHKを中心に「このままでは日本やばい」という放送はされていたが、切り込んだ真相までは実際分からない。中国メーカーが経済戦争の勢いで日本企業を潰しに来たらそりゃ敵わないと思っている国力が違う。

 家電の売り上げも分からない男が何故「国力」なる物を議題に挙げられるのかというと、ひとえに高校の社会科教育だろう。地図を見比べて中国の方が広いのは明らかだ。国土が大きく人口も多いが、産業構造が違う国で日本の方が工業力でちょっと先を行っていた。だが俺が習った高校生の頃と今では30年違うわけだし、その間に事情は変わった。

 IT技術者と言ってもこの花形がいつまで続くかは分からず、AIが将棋でプロに勝ったあたりから政界で「政治もAIにやって欲しい」という要求が出始めている。現実多くのIT中小企業が大手インフラに吸収合併されている。その中でテレビで国会や討論番組などの政治番組を見て、仕事としてはITなら統計庁のような仕事になるとは思っているが、現実問題としてどうやって統計を取るかというと電話アンケートがウェブフォームに変わっただけという所が落胆ポイントで、数字を捕まえたい。

 政治に興味があって社会科が得意と言っても、小学校の社会科の一年の勉強時間は105時間。50週あるので3限45分で大体112時間で夏休みとかがあってそうなるのだろう。100時間というと俺のモンハンのプレイ時間とほぼ同じで、子供の頃からドラクエやFFのことはよく覚えていて「それを勉強に充ててくれたら」と親は嘆き、俺も歳を食ってそれを悔いてやってみたが、100時間と言えばみっちりやればひと月で取り戻せる分量ではある。

 それで今朝の討論を見ていて、討論番組とか国会は内政のためのパフォーマンスであるだけで、政治家の中でも議員としての収入が欲しいからやっている人もいて、そこがさらにラクをするためにAIに頼っているのか、それとも政治の中枢にいるようなガチの政策秘書みたいな方々の間でも将棋にAIが勝ったってことを相応に評価されているのかというところは見極めが必要だと思っている。

 政治のことはじめとして、日本史をやり直して既存路線と会話を合わせなければならないというのが昨年末のミッションであった。そうすると俺のポジションは宮様で周りの人がAI技師というイメージだとすると俺が言わずとも岸田発言の「生成系AI」でお金をドドーンと出せば話はひとまず終わり。

 まあ、それで出来上がってきたAIで「政治とは何か」という根本的な問いをAIに投げて読むわけだが、そういう風に自主学習の補助としてAIを使ってみて「これで政治って・・・」と途方に暮れている。


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