GGXX青リロのカイ初めてから3コンティニューでクリア!

 GGXの時から主人公のソルよりスタンダードで使いやすいと評判のカイ。

 初めてから3コンティニューでクリア。

 今までのGGXXは何だったの?というと、実はGGXの時に一度カイを使って合わず。

 弾ジャンケン理論が長らく持論の俺も最近では応用情報の勉強を経得て格闘ゲームコンピュータは有限オートマトンである説を唱えだして、それで戦い方もカイのKSHSでヒット確認してスライディングで突っ込むか弾撃つかという連携を軸に、まあ格闘ゲーム全般のテクが全部初めて使うキャラに乗っかってそれはもう昔のモリヤマみかん星人バーチャ4全キャラ十段GGX全キャラ強いというのを伝説として聞いていて、実際に俺とモリヤマと言うとハイパーストIIでガイル同キャラして相手の中足払いにこちらのガイルの立ち小キック当てて返したら台の向こうから「お前、闘劇かぁ!」と叫んできて皆がゲラゲラ笑って結局その勝負は俺が勝って、するとゲーセン中にいたモリヤマの取り巻きがごっそり店から帰ってポツーンされた記憶しかないんだけど、伝説が本当だとするとモリヤマは子供の頃から将棋が強く通天閣の下のゲーセンではどんなにダイヤ有利を取っても何故かモリヤマが勝ち残るというその、なんというか俺がゲーム理論とか応用情報とかで学び取って考えた格闘ゲームの「ツボ」のようなものをモリヤマはその頃に既に持っていたのだろうなと思うわけです。簡単に言うと「このキャラこうすりゃ勝てる」っていう嗅覚というか。

 そういうのってストZERO3や鉄拳TAGでメンストリュウたぶんみんなが「シモジ」って呼ぶやつだと思うんだけど、奴も鉄拳やストZERO3で番を張っているようで俺がストライカーズ1999で「ちゅどーん」と死んだら「お前こういうのもやるんやなぁ」と入って来て、弾全部避けて2周目の半分くらいまで行って「こういうのは打ち込みとボンバーや!」と教えてくれんだけど、お前打ち込みとボンバー以前に南で全部避けれてんねん!とは言えずに「上手いねぇ」と言って、それから鉄拳にも興味持った気がする。

 そういう関西の強豪と東京の強いプレイヤーは全然違うくて、東京はひとり強いヤツがいたら翌日には同じキャラで同じことするひとがワラワラと表れてマンガ「ドラゴンボール」のセルが種を撒いたら出来る「サイバイマン」に例えられていた。その中で群を抜いているように見えたウメハラだけど、ウメハラは若くて「東京のゲーセンには遠征とかしないけど強くて教えてくれる人がいて勉強会みたいなのもある」って話だった。

 それでストZERO3で東京から遠征にきていたグループからしたら関西の強プレイヤーが珍しいことを見せたら、皆で台を囲んで観戦していた。関西でもギャラリーが出来ることはあるけど、ゲーセンの他のゲームの客全部合わせたよりもストZERO3を囲む人の方が多いみたいのは特殊だった。そうなんだなと今から振り返る。

 関西は多分個性とかキャラ立てとか役割分担的に「真似るな被せるな」みたいな圧はちょっとあって、ストZERO3も全キャラいたけど東西戦をする前に名古屋くらいからV豪鬼が増えて、そのうちストIII3rdの大会の時に「ネコノヒですカーメンさん覚えてますか?」「よう久しぶり覚えてるでZERO3優勝したんやってサガットで?すごいなぁ」「いや今はV豪鬼です」「そうなんやー」みたいなことを思い出した。

 GGXXはどのキャラが総合的に強いんやろうなぁって、キャラバランスがある程度良くて優勝キャラがばらつくことがそれを立証していて、だから前編より続編の方が遊ばれて、でもそれでもやり込んだもの同士で抗えない逆らえないキャラ差はあるのかないのか、モリヤマ伝説に巻き戻るとモリヤマならどのキャラでも強い、俺もそんなのになりたいなぁ、みたいなことをカイでクリアしてみて思い出したのでした。


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